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スリーハイ

更新日:2022.10.24

東山田の準工業地域にあるカフェでシェアごはん(助け合いごはん)

スリーハイ

今回は、都筑区東山田で地域に住む方々を対象に、お弁当を通じた外部との関わりづくりの機会を持ってもらうと同時に、地域の食品ロス削減に取り組んでいる株式会社スリーハイ代表取締役の男澤誠(おざわまこと)さんと、実際にお弁当を提供している安田美名(やすだみな)さんにお話しを伺いました。

男澤さんは、東山田の準工業地域で産業用ヒーターを製造する会社を経営する傍ら、周辺の住民方々の「暮らす」と工場の「働く」の距離を縮めるため、同じく経営するカフェDENを通じて顔の見える関係をつくってきました。準工業地域は住・工混在地域なので、そういった観点からこの地域でさまざまな活動をしていらっしゃいます。

安田さんは、東山田に在住で、普段はナチュラルフードコーディネーターとしての活動の一つとして、DENで月に数回料理を提供しています。また、地元の農家さんから直接仕入れた野菜を中心としたからだにやさしい日替わりランチを作ったり、地域で開催されるマルシェでの出店販売を行なったりしています。最近では、近隣の小学校から依頼を受け、講師として子どもへの食育、フードロス、地産地消について出前授業もされているとのことです。

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この度、DENを拠点にスタートさせた「東山田食堂」は、規格外食材を提供していただける生産者の方々及び廃棄する予定の商品を安価で提供していただく食品メーカーさんと地域の有志の方々とが協力し合い、お弁当を作り、ひきこもりの方がいる家庭、高齢で独居の方など、必要とする人の元へ届けていただくという循環型による食品ロス問題の解決への取り組みです。

今回の取り組みは、男澤さんが東山田で農業を営む生産者さんから、規格外の野菜の行き場がなく困っている、という話を聞いたところから始まりました。男澤さんは、青葉区藤が丘のイタリアンレストランが行っている、お客さんからの寄付をもとにひとり親家庭などへお弁当を届ける仕組みを参考に、準工業地域の特性を活かした「シェアごはん」に取り組むことにしました。そこへ介護施設で働いていた経験を持つ安田さんが協力することになり、今回の取り組みがスタートしました。

現在は毎月1回第4月曜日に開催されている「東山田食堂」ですが、安田さんは、ゆくゆくは子ども食堂のように、ふらっと来てご飯が食べられるような場所になって欲しい、町工場と地域住民が共に暮らすこの東山田で、困った時はお互い様、助け合いの精神で顔の見える関係を築いていきたい、できることからチャレンジしていきたい、と意気込みを語っていらっしゃいました。また、今後は、「東山田食堂」の運営費の確保に向けて、月1回のマルシェの開催や、ワークショップやランチつきのまち探検ツアー、募金箱の設置や協力金の募集、お米などの寄付も検討していきたい、と話されていました。

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